治療症例紹介・コラム

Colum 【 自律神経について知ろう ② 】

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本日は自律神経のパワーについて少しお話しようかと思います。

「皆様最近疲れやすくなったな」と感じることはありませんか?
30代から疲れや老いを自覚しやすくなります。
私も最近疲れやすいと感じてきました。

この原因にあるのは自律神経の老化です。

自律神経は呼吸、心拍、血圧、体温を保ち、消化吸収やエネルギー代謝などを司っています。
そんな自律神経が老化すれば今まで通りに保てなくなるのも納得です!!

自律神経は交感神経と副交感神経からなり、それぞれにパワーが存在します。
このトータルパワー(活動量)は、10代をピークとして加齢とともに右肩下がりで低下すると分かっています。
男女差もあり、60代までは男性の方が女性よりトータルパワーが高く、70代でほぼ同じになります。

自律神経の活動量は、10代と比較して40代で約半分、60代では1/4を下回ります。
このパワーが落ちてくると調整する力が足りなくなるので、無理やり頑張るか、時間をかけて調整する必要が出てきます。
今まで6時間寝れば問題なかったの、が7時間寝ないと疲れが取れないようになったり、自律神経が乱れたままで調整できずに眠れないまたは眠っている途中で起きてしまう状況になります。

そもそもこの自律神経の老化の引き金には、「有害な活性酸素による酸化」が関係しています。
人は呼吸で酸素を取り込まないと生きていけませんが、その酸素の1~2%は活性酸素(細胞を攻撃する物質)に変化します。
*適度な活性酸素は免疫系に役立ちますが、過剰に産生されると上記のように細胞を攻撃することがあります。